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~NPO法人とみおか子ども未来ネットワークに、ご理解とご協力をいただいている皆様へ~

 東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所の事故から7年以上が経過いたしました。
言葉では表現できないほどの恐怖と不安の中、何度となく移動を繰り返しながら全国に広域避難の経験をされた皆さまにおかれましては、苦労の連続であったことだと思います。また、この震災によってお亡くなりになった方に、ご冥福をお祈りすると共にご遺族皆様にお見舞い申し上げます。
 今では富岡町の戻っての生活をされている方や離れた土地で避難生活を継続していらっしゃる方と状況は大きく変化しました。とみおか子ども未来ネットワーク(以下TCF)は福島県富岡町より全国に避難をした当事者同士のつながりつくり、「対話の場」作りを心がけながら活動を開始して参りました。TCFの活動も6年以上となり、富岡町民の皆様にも少しは知って頂けているのではないかと感じております。TCFの活動を継続することができたのは、様々な形でTCFに関わりを持ち、ご理解とご支援によるものと感謝申し上げます。
 TCFの設立当初より全国で行ってきた活動である「タウンミーティング事業」は2017年3月で20回目を開催することができました。「タウンミーティング事業」は、富岡町の避難指示解除(一部の地域を除き)がなされたことを受け、一定程度の役割が終了したものとして、現在は行ってはおりません。
 現地の復興事業は目まぐるしく進んでいるように思います。他方で避難者の生活については未だに安定的な状況とは言えないように思います。復興支援策も徐々に削減される中で自立を促される圧迫感など、精神的、経済的に苦しいものであるのではないでようか。
 これまでのTCF活動を鑑みると、人と人のつながりは少なからず避難生活において、支えとなる一助だと考えます。避難当事者である私たちTCFに出来る事として、どこに暮らしていても、避難先から避難元である富岡町に通い、先祖のお墓参りや避難者同士で富岡町の話をする。故郷の友人との再会、子供達が富岡町の文化に触れることなど、避難先と避難元の物理的、心情的につなぐ取り組みが重要で、帰還する事だけが復興に関わる方法だけではなく、避難先で生活を営みながら、避難元である富岡町に通い、携わる事で人々の復興と